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正教のクロス <1>ロシア正教のクロス (八端十字架) 24点 日本にも正教の教会が約60ヶ所あり、お茶の水の東京復活大聖堂(ニコライ堂)が その中心となる教会です。 ~ネット検索した限りでは、国内でロシア正教のクロスを製作するのは当方だけです~ ~【アトリエ・いけだ】について、お届け・お支払いについて、他のページへのリンクは、作品欄の下をご覧ください。 ■2021年1月に当サイトとショッピングカートの「常時SSL化」(通信の暗号化によるセキュリティの向上)を実施いたしました。これからも安心して「手作りクロスペンダントのアトリエ・いけだ」のホームページをご利用ください。 ■メールや電話でもご質問・ご注文を受け付けておりますのでご利用ください。 <メール> info@atelier-ikeda.com <電話> 0277-46-5301 <休憩室> カトルボーン鋳造を知ってください |
■ロシア正教の十字架(ロシア十字架)には3本の横軸と1本の縦軸があり、計8つの軸端を持つことから正しくは八端十字架と呼ばれ、ウクライナ、ブルガリア、セルビアなどのスラヴ系正教会でも用いられるものです。 ■上の横軸は罪状書きの象徴と、下の横軸(斜軸)は足台の象徴とされており、イエスが磔刑に処せられた様子を忠実に表現していると伝えられます。イエスと同時にその左右に盗賊が磔となりましたが、イエスから見て右側の盗賊は悔悛によってイエスから天国を約束されました(ルカ23.43)。このため足台はイエスから見て右側が上がっています。この右側の盗賊のことを正教会では「右盗」(うとう)と呼びます。 ■ロシア正教世界ではカトリックのラテン十字架も広く用いられますが、その逆はありません。 ■ロシア十字架は、モチーフ的には唯一左右対称でない十字架です。 |
イエスを表すモノグラム(組合わせ文字)のクロス これらのモノグラムはイエスを表すものとして古くから使われてきた伝統的なもので、初期のキリスト教がギリシャ語を共通語として発展したため、ギリシャ文字による表記が大半です。 文字は手彫りで、医薬品の「ヨード」を使用したグレイ系のいぶしを加えてあります。 |
【アトリエ・いけだ】の作品は以下のハンドメイドマーケットでもお求めになれます。 ネット上でのクレジットカード決済やコンビニ払いなど、いろいろな決済方法が選択できます。 価格、送料無料、シルバ925ーチェーン付き等の条件はホームページと変わりありません。 |
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■【アトリエ・いけだ】は十字架の原点に立ったシンプルな十字架ペンダントを専門に作る数少ない工房です。 ■高品位の日本製銀地金・シルバー950(1000分の950が純銀)を使用した手作り品です。 シルバー925より明るい輝きがあり、変色もしにくいです。 ■オーナー自身が彫金の技法で原型製作から仕上げまで入念に行っています。 仕上げはすべてバフ等の機械を使わない手仕上げです。 ■送料・代引手数料は国内どこでも当方負担ですので、作品に記載の税込価格のみのお支払いです。 ■更に無料で全作品にシルバー925チェーン(アズキ・幅1.4mm)を付け、紙製ペンダントケースに入れ簡単にラッピングして発送します。 ■チェーンの長さは40cm(小柄な女性の方)、45cm(標準的な女性の方)、50cm(標準的な男性の方)、60cm(大柄な男性の方)の4種類です。尚45cmチェーンは、40cmチェーンに5cmのアジャスターが付いたものになります。 「買い物カゴ」の「レジ画面」で長さをご指定ください。 【 お届け・お支払いについて 】 ■お届け先が本州の場合は、佐川急便の代引き・時間帯お届けとなります。 お支払方法は現金・クレジットカード・デビットカードです。 【ご利用可能なクレジットカードの一覧】 ~佐川急便の端末機にお客様自身でカード情報を入力していただく、安心なシステムです。 ■お届け先が北海道・四国・九州・沖縄・離島の場合は、簡易書留(日本郵便)の代引きとなります。 お届け日時の指定はできません。お支払方法は現金のみとなります。 ■いずれの場合も送料・代引き手数料は国内どこでも無料(当方負担)です。 ■作品はご注文受付後2営業日以内に発送し(日曜定休)、その際「作品発送のお知らせ」を発信します。 info@atelier-ikeda.com(パソコン)からのメールを受信可能に設定してください。 ~より詳しくはトップページの「作品カテゴリー」 の下をご覧下さい。 |
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アトリエ・いけだ ト ッ プ ペ ー ジ | |
カトリックのクロス | <1>シンプルなラテン十字架 <2>伝統的なモチーフのクロス & イエスのシンボル「魚」~ のペンダント <3>イエス・聖母マリア・教義・聖霊・使徒などを表した作品 & イエスを表すモノグラムのクロス <4>オリジナルデザインの 受 難 像 (イエス・キリストの十字架像) |
大 き な ク ロ ス ~縦軸が40mm以上の、大きくてシンプルなクロス~ |
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オリジナルデザインクロス 信仰の詩(うた) ~様々な技法とテクスチャーで、信仰を直感的にイメージしてみました~ |
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正教のクロス | <2> ギ リ シ ャ 正 教 の ク ロ ス & 皆様からのお便り |
ク ロ ス 以 外 の オ リ ジ ナ ル 作 品 ~[アトリエ・いけだ]はクロス以外にもこんなものを作っています~ |
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「ご注文からお届けまで」のページ | |
<休憩室> カトルボーン鋳造を知ってください
~自然の恵みを用いた手作り感覚の鋳造法~ 当アトリエで活用している「カトルボーン鋳造法」についてのご紹介です <解説画像は下にまとめてあります> |
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「カトルボーンって何?、直訳すると 『イカ骨』 だけど・・・」 ◆カトルボーンとはイカの一種である「甲イカ」の甲羅のことで、インコなどのカルシウム補助食品としてペットショップやホームセンターで販売されています。 ◆大きくて長いアーモンドのような形をしており、メーカーにより大きさも様々ですが、1個100円から200円程と安価です。「カットルボーン」という商品名の場合もあります。 「そんな物で本当に鋳造が出来るの?」 ◆カトルボーンは全体がカルシウムでたいへん熱に強いため、溶かした金属を流し込む「鋳型」(鋳造製品の型)として利用できるのです。大きくて肉厚で、窪みやヒビの少ないものが最適です。 ◆カトルボーン鋳造法は日本では体験学習的な場でしか知られていませんが、欧米では古くから銀工房などで商業的にも活用されて来ました。 ◆ネットで検索した限りでは、日本でこの工法を商業的に取り入れているのは当アトリエだけです。 カトルボーン鋳造については、宝飾技法の翻訳本に2,3ページ触れられているだけでマニュアル本もありませんでした。 そこで当アトリエは創意工夫を凝らし、「商品として通用する作品」を生み出す技術や道具を手探りで開発しました。 それをご紹介出来ることに深く感謝します。 「実際にはどうやるの?」 ◆カトルボーンの外側の殻部分は非常に硬いですが、内側は柔らかくきめが細かくてサクサクしています。 ◆その内側を平らに削って鋳造したい作品の「原型」を強く押し込みます。 ◆外側から槌でたたくとカトルボーンから原型が抜け落ち、原型によって圧縮された空間が残ります。 ◆その空間に大きめの湯口(溶かした金属を流し込むための道)を付け、石膏板などの耐熱性の裏板を当て、湯口を上にして固定します。 ◆ガストーチを使って「ちょこ皿」という素焼きの皿の中でシルバーを熔かし、湯口から一気に流し込みます。 カセットボンベ式のガストーチでも、強力な機種ならシルバー950(融点約930度)を溶かすことができます。 ◆固まったら裏板を外してカトルボーンから作品を取り出し、酸化膜を除去する薬液に湯口ごと漬けます。 ◆熱に強いカトルボーンですが、一度金属を流し込むと型は黒く焼け焦げますので、使えるのは1回限りです。 ◆体験学習的な場で行われているのは、原型を押し込むのではなく彫刻刀などでカトルボーンに直接モチーフを彫り込んで型を作る方法です。これは原型を使いませんから一点限りの作品となります。 この場合、彫り込んだモチーフと鋳造で出来上がる作品とは、右と左、凸部と凹部が逆転することを念頭に置かなければなりません。 「カトルボーン鋳造のメリットは?」 ◆地金のロウ付け等を繰り返して作品を完成させるのが彫金の基本ではありますが、多くの時間と労力を要するため商業的には採算が取れません。「カトルボーン鋳造」は手作りした原型をもとに同じ作品を短時間で作れることから、当アトリエのような小規模工房にはうって受けの工法です。 ◆他の鋳造法と違って大規模な設備を必要としません。彫金机と彫金の工具があれば出来ます。 ◆鋳造業者に依頼せずに自分で出来る手作り感覚の鋳造法ですので、格別の達成感があります。 ◆カトルボーンはもともと多孔質で鋳造の際に発生するガスの抜けが良いため、細かいモチーフの隅々にも金属が行き渡ります。工夫次第で、精密鋳造業者に依頼した場合と同等の仕上がりも期待できます。 ◆カトルボーンには波紋にも似た美しい自然の模様があります。その模様が作品の側面に趣のある「縞柄」として現れる場合があります。例:次ページ下のボイデド・クロス(ギリシャ十字形)gc05 ◆カトルボーンそのものが安価で、またカセットボンベ式のトーチでも作業可能ですから経済的です。 ちなみに、お勧めする強力ガストーチ 「サカエ富士 SCT-530H」(ボンベなし) は3000円台前半です。 「カトルボーン鋳造のデメリットは?」 ◆高温で溶かした金属を扱いますので火傷や火災の危険が伴います。よって「地金吹き(金属の溶解)」に熟達した彫金技術者にお勧めする技法です。 ◆裏板を当てる関係で、鋳造できるのは裏が平面で表にだけ模様がある作品だけです。指輪のように側面に模様のあるもの、イヤリングのように立体的・多面的なものも鋳造できません。 ◆機械的な力を使わずに重力だけで金属を行き渡らせるため、作品の重量の2倍以上の金属を必要とします。 大きめの湯口には溶かした金属のタンクの役割があるのです。ただしこの湯口は切り落として繰り返し鋳造に利用することができます。 ◆鋳型は焼けこげるので再利用は出来ません。複数回鋳造したい場合はその都度新たな型を作ります。 ◆カトルボーンの外側の殻部分は硬いうえに割れやすいので、あらかじめホットボンドなどで補強したり、ヒビ割れを瞬間接着剤で補修しておく必要があります。 逆にこの補強によってかなり大きな原型の押し込みも可能になります。 ◆極めて繊細なモチーフや透かし模様(例:このページの「イースターエッグのロシア十字架」)の鋳造には不向きです。その場合はロストワックス鋳造法を行う精密鋳造業者に依頼することをお勧めします。 |