かちかち山たぬ吉の
ほのぼの腹つづみ
 
 
ご あ い さ つ
かちかち山たぬ吉は古だぬきであり、腹つづみが自慢のほのぼの系エッセイストです。
ここに日常のほんわか話、見聞きした面白ネタ、自作ジョークなどを綴ってゆきます。
すみかは群馬県桐生市のかちかち山一合目です。うさぎの妻と共に生息しています。
馴れ初めは妻の好物のニンジンを盗み食いしたことで、背中の大きなやけどの跡は妻からの愛の証です。
<読者様用のコメント欄は設けてありません、悪しからずご了承ください>
 
かちかち山たぬ吉のプロフィール
1948年(昭和23年)の2月29日に東京都杉並区で生まれました。
ほんとうの誕生日が4年に1度しかありません。
1966年、東京都立杉並高校卒業、1970年、東洋大学文学部国文科卒業。
2004年に群馬県桐生市で、銀の十字架を作る工房「手作りクロスペンダントのアトリエ・いけだ」を設立しました。また「みつほ」という名のアマチュアの歌い手でもあります。
2022年からエッセイスト活動を開始しました。

上のイラストのたぬきのようにおなかが出ているため、「かちかち山たぬ吉」と名乗っています。
 
ほのぼの腹つづみ  1,2,3, 4, 5,
 
ジョーク 「新年の祈り   2022年1月
ある困難な時代、新年のミサを前に二人の神父がそっと祈った。

若くて一途な神父はこう祈った、「今年こそ人々が罪に目覚めますように」。

年老いて物事のわかった神父はこう祈った、「今年こそ神が正気に戻りますように」。

(真面目なクリスチャンの皆さん、ゴメンナサイ)
 
毎日でもお汁粉が食べたい私   2022年1月
今日のお昼ご飯はお汁粉と目玉焼きだった。
甘いもの、特にあんこものが好きな私は大満足。
そして、「毎日でも食べたいな」と思う。

そこでおやつの時間に、ボケたふりをして「今日、お昼ご飯を食べてない!」と妻に嘘のアピール。
妻、「・・・・・ちゃんとお汁粉を食べましたよ」
私、「いや、お汁粉なんか絶対に食べてない!、食べたという証拠でもあるのか?」
(もう洗い物も終わっているので証拠はない)
妻(あきれ顔で)、「・・・・・・・・・・はいはい、明日のお昼もお汁粉にしますね」

私(心の中で)、「やったあ!!」
 
銀行でたくさんお金をおろす方法   2022年2月
今朝、妻に「銀行でお金をおろしてくる」と言ったら、
「包丁を持って行くとたくさんおろせますよ」と優しく丁寧に教えてくれた。

私にはもったいないような女房だ。
 
ジョーク 「経験豊富な後妻」   2022年2月
夜の営みで裁判官の後妻がせがんだ。
「あなた、後ろからもして!」と。

夫はしばらく考えてこう答えた、「前例が無いので却下します」。
 
ブラック・ジョーク  「追い払われた東条英機」   2022年2月
ナチス・ドイツの4巨頭、ヒトラー、ゲーリング、ヒムラー、ゲッペルスが地獄で昔話をしていた。
そこへ同じ枢軸国の東条英機がやって来て「やあ、何の話だね」と親しげに声を掛けた。

ところが4人は返事もせずに東条を追い払った。

東条だけ自殺に失敗したからだ.。
 
肥溜めに落ちた妻   2022年2月
妻は中学1年の時、登校途中に肥溜めに落ちた。
表面が土のように固まっているので気が付かず、片足だけハマったという。

肥溜めに落ちた人は出世すると言われるが、妻は日の目を見ることなくお婆さんになってしまった。

それを尋ねると、「片足だけだったからねえ・・・」と返ってくる。
両足だったら私は「逆玉」だったそうだ。
 
SNSでの笑える書き間違い集   2022年2月
阿部元首相  (正)安倍元首相 (二字とも間違っている^^)
大和だまし  (正)大和魂
共産党が政権を取ったらアーベーゲーが出来る  (正)カーゲーベー
朝日新聞配管は国民の願い  (正)廃刊
憲法改正が執拗!  (正)必要!
NHKの偏向ぶりがひどい、受診料は払えない  (正)受信料
太鼓の日本  (正)太古の日本
シナ人の白タクが廃車アプリを使って・・・  (正)配車アプリ

たとえ変換ミスでも、間違いに変わりはない。なぜ見直さないのだろう・・・。
 
「SEX」には「性別」の意味もあるんだよ   2022年2月
某国への機内で、若い女性と席が隣になった。
女子大生で、「留学の下見に行くんだが、初めての一人旅なので緊張している」とのこと。
でもとてもしっかりしているように見えた。また、美人でありプロポーションも抜群だ。

やがて到着空港が近くなり、入国手続きの書類が配られた。
少しけげんな様子なのでチラ見していると、「SEX」の項目に「Inexperience(未経験)」と書き込んでいた。

でも、彼女がまだ処女だと知ってしまった以上、「その『SEX』は『性別』の意味なんですよ」とは教えてあげられなかった。

悪趣味な私は、空港の入国カウンターでわざと彼女の後ろに並んだ。
思った通り、書類を目にしたラテン系のおじさんがニヤリと笑った。
 
笑艶小噺  「おしどり夫婦」   2022年2月
近所でも評判の仲の良い若夫婦がいた。
いつも同じ布団でむつまじく寝ていた。

しかしある晩、奥方がとんでもない寝言を言ってしまった。
「あら、たいへん、うちの人が帰って来た!」

それを聞いた旦那は、あわてて服を抱え窓から逃げ出した。

一回読んだだけでこの意味が解る人は「経験者」です、ははは。
 
妻に養命酒のお酌をする私   2022年2月
少し体調を崩した妻が養命酒を飲み始めた。

私が「ま、おひとつどうぞ」と言って瓶を傾けると、「すまないねえ」と言いながら目盛り付きの小さなカップを差し出す。

お酒が目盛りに近づくと、「おっとっとっと」と言いつつカップを持ち上げる。
そしてぐっと飲み干し、「うえ~い」と酔っぱらった真似をする。

別バージョンでは「たまには冷も良いねえ」と言う。
養命酒にお燗を付ける人はまずいないだろうが・・・。

こうして我が家には笑いが絶えない。孫はいないが寂しくはない。
 
歌ってみた 500マイル 日本語詞 忌野清志郎   2022年2月
忌野清志郎が他界してもう13年がが過ぎようとしている。
平和を願うミュージシャンだった。反原発や反戦などを歌にしている。
優れた詩人でもあり、優れた画家でもあった。

その忌野清志郎が日本語詞を付けた「500マイル」(500Miles)が秀逸だ。
とても味わいのある歌詞なので歌ってみた。

この曲はアメリカの女性シンガー・ソング・ライター Hedy West が1961年に発表したもので、大恐慌時代に仕事を求めて貨物列車などに無賃乗車しながらアメリカ各地を旅して回った労働者を歌ったもの。キングストン・トリオやPPMの歌が有名。
画像を「GATAGフリー画像」さんから借り、windowsムービーメーカーで製作。
  
 
万能の下の句 「それにつけても金の欲しさよ」   2022年2月
江戸時代の狂歌師・大田南畝( なんぽ )は、どんな上の句にも似合う万能の下の句を考案した。「それにつけても金の欲しさよ」だ。

元歌はこうだ。
「世の中はいつも月夜と米の飯 それにつけても金の欲しさよ」
この下の句を有名な俳句に付けてみると、一瞬で狂歌に早変わりするし、結構笑える。

「春の海ひねもすのたりのたりかな それにつけても金の欲しさよ」  (元句 与謝蕪村)

「朝顔につるべとられてもらい水 それにつけても金の欲しさよ」   (元句 加賀千代女)

「秋深き隣は何をする人ぞ それにつけても金の欲しさよ」      (元句 松尾芭蕉)

この場合の「それにつけても」は「それはそうとして」の意味なので、上の句にどのような芸術性があろうと、強引にそれを抑え込んで「金の欲しさよ」という俗世界に引きずり落としてしまう。
誰しもお金は欲しいものだ。

似たような下の句で、良ぜん法師の「いずこもおなじ 秋の夕暮れ」があるが、上の句と下の句の天から地ほどの落差が見当たらなくてあまり笑えない。
 
妻のスズメ愛   2022年2月
妻のスズメ愛が半端ない。

庭に来るスズメを見ては「小さな体でちょこちょこ動き回るのが可愛い」、「しきりに何かをついばむのが愛らしい」、「あの小さなくちばしがいとおしい、私もつつかれたい」と言う。

よくよく聞いてみると、「子供の頃にスズメさんしかお友達がいなかったの」と白状した。
そう、妻は少し性格が悪いのでうさぎの友達も人間の友達はいなかったのだ。

以来私は毎朝スズメに餌をやり始めた。
メルカリで「くず米」を20kg買って、マグカップに八分目くらいを庭にまいてやるようにした。
精米時に出る「くず米」だから、20kgでも2,3千円である。安いものだ。

このニュースはあっという間に近所のスズメたちに広まった。
朝になると電線や隣家の屋根にスズメ達がお待ちかねで、チュンチュンチュンとけたたましい。
餌をまいて帰りかけると、もう数十羽のスズメの朝食会が始まっている。
この季節は冬毛なので皆ふっくらしている。押しくら饅頭のようだ。

それを妻がカーテンの陰から幸せそうに見ている。
「スズメさんしかお友達がいなかった」は本当のようだ。

もっとも私は子供の頃、アリさんしか友達がいなかったが・・・。